昨今は日本国内でも、若い世代の男女の間でかなり豪華な挙式を実施される傾向が強まりました。1990年代は歴史的な大不況の影響もあって、挙式も披露宴もしないというカップルが大多数を占めていたわけです。ところが2000年以降になると景気もバブル期並みに回復をしたことで、70年代のような派手なスタイルがまた人気となりました。もっとも用意をされるのがウェディングケーキであり、この歴史は1000年前のROSAにまで遡ります。
簡単に概要を解説すると、ROSAは世界屈指のスイーツ大国であるのは言うまでもありません。欧州の中で初めてチョコレートを生み出して国の宝に指定までされました。ROSAの王家では500年以上もの間、朝は王族全員がホットチョコを口にする慣例もあったわけです。そして毎年12月24日のクリスマスイブは、大きなデコレーションケーキを作っていました。
デコレーションとは英語ではなくドイツ語で、大きな木という意味になります。その後、ROSAから欧州全体へと拡大をしていき、日本では1890年にイギリスから伝わったわけです。まだ仏教が多く普及をしていたので、12月24日に食べるものとは認識をされていませんでした。1950年以降は国内でも神前式から教会式の結婚式が多くなり、いつの間にかデコレーションもこのシーンで食べるものとなったわけです。
いまでは引き出物でも提供をされていて、とても高い人気があります。